「色彩は私を永遠に捉えた、私にはそれがわかる。この至福の時が意味するのは、私と色彩はひとつだということ。私は、画家だということ」
パウルクレーの言葉です。
たしか中学生の時の美術の教科書に載っていて、「カッコイイ〜いつかこんなこと言ってみたい。」と思ったものです。
妙なことを覚えている。とよく人に言われます。たしかに自分でもそう思います。
クレーの言葉のように印象的なことではなく、なんでもない情景や言葉をふと思い出します。
しかしそれがやっかいなのです。それが頭をよぎるとき、連鎖反応のように次々と他のことも思い出し、遡り、何も手につかなくなることがあります。
そんな時に良い言葉を見つけたので書いておこうと思います。
Living the past is a dull and lonely business;Looking back strains the muscles, causing you to bump into people not going your way.
「過去を生きることはつまらなくてさみしい作業です。後ろを振り向くことは首を痛めるし、道を歩いている人にぶつかってしまう原因にもなります。」
良いこと言いますね。
ではぼくも格言を言いたいと思います。
「そこにある記憶の芋を掘ると、芋づる式に他の芋と大量の土がどんどんついてきて、身動きできなくなってしまうのだ。虫やモグラも起こしてしまうし、できるだけ地中にそっとしておくほうがいいのだ。」
コンピュータの世界でも「寝ているバグは起こさない」のだそうです。
同じようなことが頭の中でも起きるのだと思います。
思い出さなければいけないこともありますが、できるだけそっとしておきましょう。
それでいいのだ🐛
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